人のセックスを笑うな (河出文庫 や 17-1)

  • 河出書房新社 (2006年10月5日発売)
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「もし神様がベッドを覗くことがあって、誰かがありきたりな動作で自分たちに酔っているのを見たとしても、きっと真剣にやっていることだろうから、笑わないでやって欲しい。」
この小説の魅力は、この視点の新しさにあると思う。セックスしてるときの気恥ずかしさ。自分たちにとっての特別なことの、凡庸さ。

私は『虫歯と優しさ』の方が好きだな。でも、セクシュアリティに困難を抱えている人って、今やそれだけでステレオタイプになっちゃってるような気がする。時代はどんどん移っていくのね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年12月7日
読了日 : 2019年12月7日
本棚登録日 : 2019年12月7日

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