小説家として名を成した著者だが、大学卒業後は映画監督を志し、小津安二郎監督の『東京物語』の助監督を務めてもいる。表題作は彼の目から見た小津監督の評伝。併録の「幻のシンガポール」もぜひ読んでほしい。国家の要請と芸術家の良心とのせめぎ合いがリアルに描かれている。
(選定年度:2016~)
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東工大立志プロジェクト:書評のための課題図書
- 感想投稿日 : 2016年6月1日
- 本棚登録日 : 2016年6月1日
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