青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集 (ブックスならんですわる 01)

制作 : 西崎憲 
  • 亜紀書房 (2022年1月19日発売)
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本棚登録 : 394
感想 : 10
5

面白かったが体力も要った。ウルフとは何なのか分かった自信もない、が、面白いのは面白かった。
自分としては「ボンド通りのダロウェイ夫人」、「弦楽四重奏」、「キュー植物園」「壁の染み」「書かれなかった長編小説」辺りが面白かった。
壁の染みなんかは割と受け入れやすい方なんじゃないかと思う。「書かれなかった長編小説」はどこか美的な実験映画的な雰囲気があって美しかったが、後ろに行くほどにバラバラと捩れて解けていくような感覚を味わったような。
まあエミリ・ディキンソンとかヴァージニア・ウルフとかはあまり深くまで追求せずに味わったら良いんじゃないかな、と思った。
あまり沢山読んでないのでよくわからないが、訳も良いのだと思う。声に出して読むと楽しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年12月3日
読了日 : 2022年12月3日
本棚登録日 : 2022年1月23日

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