仮に資本主義が転覆して、あたらしい主義が台頭したとしたら、2008年からの世界はどんな風に転がっていったか?という実験的小説。
ただし、かなり人間の善性に寄ったものであると思う。
この本では目の敵にしている株式市場という存在も、
本来はもっとまともな姿であったわけで、人間の富への欲望が、その在り方を大きく変えてしまったように、
ここで提唱されている世界の有り様も、そこに生きる人々の
心根によって、良い方にも、あるいは悪い方にも、変わってくるのではないかな、と思う。
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- 感想投稿日 : 2021年10月31日
- 本棚登録日 : 2021年10月31日
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