スポーツ小説の短編集。色々なスポーツが小学生、中学生など10代の少年少女が語り手として描かれている。でもスポーツの描写がほとんどないというのが他とは違う。描写がなくても語り手の競技に対する気持ちや負けた時、うまくいかない時の向き合い方、勝った時や仲間と感じる喜びなどで魅力が伝わってくる。試合を読むような興奮はないかもしれないけれどスポーツが生活のなかの一部になっていることがその人の支えに、豊かにしているようでそれがとても鮮やかで楽しい短編集。
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- 感想投稿日 : 2021年9月25日
- 読了日 : 2021年9月25日
- 本棚登録日 : 2021年9月25日
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