リベラリズムの終わり その限界と未来 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎 (2019年11月28日発売)
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本棚登録 : 210
感想 : 26
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読みかけですが、よく出版できたなとおもいます。
批判される点は以下の通り。

①出典情報の欠如
→(筆者の頭の中の)リベラルの言論(p.81)、姥捨の習慣への言及(p.140)など
②信頼性のない出典
→yahoo!ニュースコメント欄のコメントに基づく世論理解(p.85-)など
③ロジックの不足
→各国の生活保護補足率の定義を明らかにしないまま、数字のみ比較している(p.98)など

出版市場のパイが減る中で、本を売るには無理してでもポジション取らないといけないですもんね…
同様の構造に陥っている新聞社や政治家と、それによって得られた結果に対し本書は批判的、というのが皮肉ですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年3月7日
読了日 : 2024年5月5日
本棚登録日 : 2021年3月7日

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