彼氏に振られて小指を詰めたり
ウィリアムテルごっこでうっかり妻を射殺しちゃったりと
伝説だらけのジャンキーおじいちゃんことバロウズさんの代表作
二十世紀最大の奇書だとか
カットアップ手法の先駆者だとか
ビートニク文化の御大だとか
いろいろなラベルが貼られがちな方ですが
何よりも作品以上に作者自体が世の中から求められているというこの人特有の評価が一番面白いと思います
創作物と呼ぶには自己投影の割合が酷く多い作風でもって
この人が書くからこそ本にも価値が生まれる、という
なんだか捻れた感覚がでも嫌いではないです
本自体は本として破綻しているので
ひたすらに読みにくく一読では理解しきれませんでした
なのでわたしは映画の方が好きですベンウェイ!
読書状況:未設定
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カテゴリ:
◎洋書
- 感想投稿日 : 2012年3月27日
- 本棚登録日 : 2012年3月2日
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