瀧本氏が京大で教えていた講義内容をまとめた本。
ディベートの考え方をもとにした「決断思考」について、若い世代が武器としての教養として身に付けられるように、ということで、ディベートの際の論理思考を繰り返し説いている。
相手の主張の突き崩し方も書いてあるが、1番大切なのは、世の中は急速に変化しているから、完璧な正解を導き出すことよりも「今の最善解」を導き出し、状況が変化したら、またそのときの最善解を出せばよい=自分の主張を変えたっていい、ということ。これには完全に同意する。
意外だったのは、相手を油断させると本音を引き出しやすくなるから、ディベートにおいても、「バカを装って知らないフリをして、話全体を自分の知りたい方向性に持っていくのが、優秀なディベーターの条件」だと言っていること。瀧本さんでもそんなフリをしたんだろうか??
ともあれ、自分は直感で判断しがちなので、普段から、もっとディベートの考え方を意識しようと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノウハウ本
- 感想投稿日 : 2021年11月7日
- 読了日 : 2021年11月6日
- 本棚登録日 : 2021年11月7日
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