随筆集。
昭和51(1976)-52(1977)年刊行の本から再編集されたもの。ひと世代上の人の書くものはやはり日本語に厚みとこくがある、と思う。戦中戦後の混乱期を肌で知っていたり、各地の戦争を取材した経験の凄みもあるだろう。その代わりには価値観の古めかしさも目出つ。特に女性に対する視点等。これは時代の違いだから仕方ない。
・戦中、母親がコックリさんをやっていた時の話。場所は大阪南部。(p89)
・クジラ肉の食文化(p365)。
・同志社大学図書館にウォルトン『釣魚大全』初版の完全複写版があるらしい。(P330)
・大学生女子の会話で頻出する「サムシング」という流行り言葉。良いものを意味するようだ。(p303)
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- 感想投稿日 : 2022年10月2日
- 読了日 : 2022年10月2日
- 本棚登録日 : 2022年9月24日
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