教育不況からの脱出―日本型クォーター制という選択―

  • 晃洋書房 (2020年7月10日発売)
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感想 : 3
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日本の会計年度に合わせて、クォーター制度の導入を提案しているところに自分がかなり賛同できました。
日本の大学の授業と履修実態は完全セメスター制を謳っていながらも、隠れ通年制度です。いっそクォーター制度を導入して、最先端の教育と人間形成を提供すれば如何でしょうと本当に思わせてくれる本です。

100分授業や105分授業で忙しくて、90分授業がいい…などなどの批判もあるが、アクティブラーニングを導入していて、ディベート中心の授業形態の場合は90分がむしろ少ないと言えます。実験が多い理系の分野は違うかもしれませんが、文系にとってはメリットがかなりあると言えます。

この本を読んで、ゆるい環境から脱出し自分の成長と将来のキャリアのためにも自分を一回追い込んで、能力の発揮、脳の活性化をしてみては?

と言うことを大学教員、職員と学生にも提案してくれます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 私立大学
感想投稿日 : 2023年5月4日
読了日 : 2023年5月4日
本棚登録日 : 2023年5月3日

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