「荒涼かつ不毛な」一生を周三郎を送る。こんな愛嬌マンはどの場所・どの時代にもいるのかもしれない。落語の“ふら”のような親しみがもてた。「永らく御哀願を蒙つて来た本篇の主人公だが、あれほどの動機で、果たして善心に立ち還るかどうか、ともかく作者としては、死ぬまで跡を従けて行くつもり」にぐっときた。
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- 感想投稿日 : 2024年3月30日
- 読了日 : 2024年3月30日
- 本棚登録日 : 2024年3月30日
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