宝島 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1951年4月3日発売)
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本棚登録 : 479
感想 : 26
4

【Impression】
こういう本にはこういう感想が一番いいのではと思う。

「面白かった」

しかも無人島についてからがメインの話になっていて、そこが予想外だった。
なぜなら島に着いたら宝を見つけて終わり、と思っていたから。


しかし、ここで内紛を描いてかつ謎の人物の登場、過去の海賊との関わり、宝の状況、海賊同士の駆け引き、心理戦、こういったことを盛り込むことで、人を惹きこんでしまったような気がする

やっぱり映画になると、これが戦いの場面に重点を置かれるんやろうな。

一長一短やけど、小説の方が好き

【Synopsis】 
●ホーキンズという少年の両親の経営する宿屋に、謎の男が現れる。そして少年にある男が現れたら知らせろ、と警告する。その後、謎の男が警戒していた男達が出現し、やり取りの末に男は死ぬ
●母親はとにかく宿賃を回収したいという思いから男の所持品を探る。どうやら彼らの狙いはこの中身にあったと判明する。そして謎の紙切れを医者や大地主に見せると、それが宝の地図ということが判明。船員を集め出航する
●しかしホーキンズは料理長を中心とした反乱グループが船内に出来つつあることを知る。彼等は海賊だった。そして島に着き、ホーキンズらと海賊らは明確に対峙し、争う
●島内に潜む謎の男の登場。彼が全ての謎を知っている様子。そして2チームの争いが始まる

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年9月10日
読了日 : 2013年9月9日
本棚登録日 : 2013年8月27日

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