八月の六日間

著者 :
制作 : 大武尚貴 
  • KADOKAWA/角川書店 (2014年5月29日発売)
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本棚登録 : 1757
感想 : 280
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2014年5月刊。
ひとりで山を歩くのが好きな、40歳初心者 山ガールの物語。
主に槍ヶ岳方面の実在の山や小屋が舞台なので、山歩きが好きな人はより一層楽しめそう。
北村さんらしい、なんとも日本語がきれいな小説。各話の最初に出てくる手書きマップも微笑ましい。

◆【引用メモ】花越しの眼下に、今やって来た道が見えた。コンビーフの缶を開ける時、付属の金属でくるくると細く、缶の周りを巻き取って行く。それに従って、コンビーフの肌が、道を開くように見えて来る。あんな感じに、緑の中に長く土の色が見えている。(p.237)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2014年7月5日
読了日 : 2014年6月30日
本棚登録日 : 2014年7月1日

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