ヴァン・ダインは1人の作家は6作以上の傑作は書けないと言っておりましたが、彼はこの6作目以降から作品の質が本当に落ちてきました。
事件には重要な意味で犬が関わっているのですが、相変わらずファイロ・ヴァンスの薀蓄は凄いです。
今回のヴァンスは犬と古代中国陶器の事についていろいろ語っております。
この薀蓄も楽しみの1つです。
最後の最後まで事件の真相を明かさないヴァンスに歯痒い想いをしながらも楽しめた1冊でした。
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- 感想投稿日 : 2008年1月13日
- 読了日 : 2008年1月5日
- 本棚登録日 : 2008年1月5日
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