ラストはわかっていたのに、心がはち切れんばかりにギューっとなった。
でも手紙を読んで幸せそうに微笑んで突っ伏している表情は、最後は愛に満たされていたんじゃないかと思わせる。
この作品が1985〜1994年にかけての作品なのに今読んでも訴えかけるものがあるということに感動。そして作者は何を思ってこの作品を書いたのか、とても興味がある。リアルタイムで読んでいれば、インタビュー記事とか目にできたかもしれないのに。残念。舞台設定も登場人物も、どこかに同じような事が起こり、存在しているんじゃないかと思わせる。知識量にも驚きだけど、観察力や考察力そして表現する力がある作家さんなんだと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年2月23日
- 読了日 : 2018年2月23日
- 本棚登録日 : 2018年2月20日
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