失われた時を求めて(4)――花咲く乙女たちのかげにII (岩波文庫)

  • 岩波書店 (2012年6月16日発売)
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本棚登録 : 272
感想 : 13
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全14巻(予定)中の4巻まで読んだ上で、一旦ごく簡単に。十分なボリュームの中で、人間心理の核心(かもしれないもの)を、委細丁寧に紐解いてくれるので、読んでいて沢山の気づきがある。長いけれども、読みにくくはなくて、常に回想として語られることもあってか、ゆったりと読む感覚。この先どこで挫折するか分からないけれど、枕頭の書、というのに相応しい、充実した内容の小説だと思う。訳者の気配りで図版が多いのも大変助かる。
今のところこの岩波のシリーズは8巻まで訳が終わって出ていて、半年に1冊くらい新刊が出るらしい。完結することを祈るばかり。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外古典
感想投稿日 : 2015年10月6日
読了日 : 2015年10月2日
本棚登録日 : 2015年9月9日

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