ブランコ乗りのサン=テグジュペリ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2015年12月23日発売)
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「不自由なことは、美しいことよ」
見世物となるために集められたのは二十歳にも満たない少女達。あまたの少女達の憧れと挫折の果てに、他者を排斥するだけの美しさを持ち、勝利したものだけが、古き文学者の名前を戴き舞台へと踊り出る。カジノ特区のシンボル。少女サーカス。
紅玉いづきさんによる不完全で美しい世界。なんか好きです。
ブランコ乗りの演目者 8代目サン=テグジュペリの涙海と代役を務める双子の妹 愛涙。天才の姉と、姉を慕う妹。ラストで分かる真のサン=テグジュペリとは。
脇役もいい。猛獣使いのカフカ、歌姫アンデルセン、パントマイムのチャペック、そして団長 シェイクスピア。シェイクスピア視点の物語も読んでみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2016年4月14日
読了日 : 2016年3月1日
本棚登録日 : 2016年4月17日

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