「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

  • 静山社
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長い物語がようやく終わりを迎える最終巻ですが、なんだかとても長い説明書を読んでいるような気分になりました^^; 

もちろん次から次へと飽きさせずに読ませる筆致はさすがです。ただ、これまでの巻がいろいろな秘密を匂わせ、伏線を張り、次は一体どうなるのだろう?という想像を楽しめたものであったのに対し、この最終巻は・・・もちろん最終巻なので当然のことなのですが。

それでも「あーあ。ぜんぶ言っちゃったよ。」というか、最近の物語はみんなこうなので仕方がないといえば仕方がないのですが、そこまでぜんぶ説明しなくても・・・っていう感はなきにしもあらず。

思えば第一巻が出たときから大騒ぎになって10年。映画のヒットやら熱狂的なファンやら偽ハリポタ物語騒動やら、そういう雑音がなかったら、ストーりィは変わらないにしてももう少し違う筆致になったのではないか?と思ったりします。

それにしてもハリポタって物語の作りがサガというよりもミステリー的というか、最後は誰かがしゃべって種明かしして終わり!あーすっきり♪っていうのは、指輪やナルニアのようなファンタジィとはだいぶ違うように思うんですけれど、どうなんでしょうねぇ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年4月4日
読了日 : 2008年9月10日
本棚登録日 : 2012年4月4日

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