旅のシロウトの方々が、シロウトであるがゆえに、いろんな面白い体験をする、という旅行記も好きですが、この本はその真逆にあります。 イタリアのことをよくご存じで、イタリア人にもイタリア語にも深くかかわっている著者の方を、それでも毎回びっくりさせるようなイタリアという国に、あらためて魅力を感じました。
短いながらもこの国に住んでみて、「まさか」「そんな」と思ったもろもろの出来事が、ここではごく当然のこととしてつづられています。 滞在前にこの本に出会えていたら。。。と少々残念です。
「シモネッタのデカメロン」同様、電車の中で堂々と読むには気恥ずかしい内容もありますが、それも含めて、イタリアという国なのですね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2009年11月6日
- 読了日 : 2009年10月25日
- 本棚登録日 : 2009年10月25日
みんなの感想をみる