ロボット三原則の産みの親による連作短編集。原点にして頂点の感が漂う。ただ私たちが普段「ロボット」として認識しているのはアシモフの言うところの「マシン」に相当するものなのかな?(解説では「フランケンシュタイン」もロボット物として紹介されていた)ロボット三原則を前提に、しばしば人間の能力を遥かに上回りながら不可解な行動をするロボット達に悪戦苦闘する様がユーモラスを交えつつシリアスに書かれている。まさしくSFの古典にして色褪せない名作だと思う。どの話も文句ナシに面白いけれど個人的には「ロビイ」「うそつき」「証拠」が好き。あと技術屋2人の皮肉の応酬が日本人からすると異次元すぎて笑ってしまった。よくもまあ危機的な状況であそこまで舌が回るな...
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- 感想投稿日 : 2019年3月6日
- 読了日 : 2019年3月6日
- 本棚登録日 : 2019年3月6日
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