チャーズ 中国建国の残火

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2012年12月7日発売)
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『封じられた中国建国史の闇 を、
今こそ審らかに!
激しい内戦によって誕生した中国。1947年、中国共産党軍は国民党軍が占拠する長春を食糧封鎖。水も食糧も絶たれた30万人の民衆を餓死に追い込んだ。
当時7歳だった筆者が見たものは?
__その極限状態を生き抜いた日本人少女、魂の告白。
「半分は無感覚になることによって発狂を免れ、
残りの半分は、発狂することによって死を免れていた。」
本書は、中国革命戦争における一級の歴史資料であり、
高潔であり続けた日本人とその家族の魂の実話(ノンフィクション)である。
[本文より]
長春で1948年に餓死していき、ゴミのように捨てられて、まるで死んだことが悪いかのように歴史から葬られた人々。
餓死したことを、まるで犯罪者を語るようにひそひそとしか話せない中国の現実。
それを書き残すことは私の魂の闘いの墓標でもある。』(「Amazon」サイトより)


『チャーズ 中国建国の残火』
著者:遠藤 誉(えんどう ほまれ)
出版社 ‏: ‎朝日新聞出版
単行本 ‏: ‎384ページ

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感想投稿日 : 2022年1月5日
本棚登録日 : 2022年1月5日

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