ブルックリン (エクス・リブリス)

  • 白水社 (2012年6月2日発売)
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本棚登録 : 210
感想 : 26

4.23/183
『1950年代前半、アイルランドの田舎から大都会ブルックリンへ移民した少女の感動と成長の物語。船出、奮闘、恋愛、そして思わぬ事件と結末が……。コスタ文学賞受賞。
1950年代初めのアイルランドとアメリカ、時代の雰囲気、心模様を細やかに描き、「映画」のごとく動き出す!

「セットの最後の曲がはじまった。アイリーシュは、この曲が今まで聞いた中で格段にロマンチックだと思った。トニーが体を近づけてきた。アイリーシュは静かに、徐々に迫ってくる相手の重みと力を受け止め、相手に自分の力と重みを返した。ダンスが終わる頃には、お互い同士が相手に巻きつくような姿勢で踊っていた。」(本文より)
「読者はページを繰るうちに、アイルランド人特有と思っていた心理の機微が、日本人の伝統的な心性ときわめて似通っていることに気づくだろう。」(「訳者あとがき」より)』(「白水社」サイトより▽)
https://www.hakusuisha.co.jp/book/b206368.html


原書名:『Brooklyn』
著者 : コルム・トビーン (Colm Tóibín)
訳者 : 栩木 伸明
出版社 ‏: 白水社
単行本 ‏: ‎340ページ
ISBN‏ : ‎9784560090220

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: アイルランド
感想投稿日 : 2022年1月13日
本棚登録日 : 2022年1月13日

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