お伽話がきこえる 3 (3)

著者 :
  • 白泉社 (1997年6月1日発売)
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本棚登録 : 110
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☆一清&千沙姫シリーズ(全8巻):『お伽話を語ろう』『そうしてお伽話になる』『わがまま姫の反乱』『お日さまとお月さま』『1/10のないしょ話』『お伽話がきこえる(全3巻)』の感想をまとめてこちらに。

この方が描く家族愛(ってか一族愛?)は独特だけど、秀逸。ハズレがないと思う♪-d(ゝω・)

一清さまは愛情表現が乏しいように見えるけれど、本当はヤキモチ焼いたり心配したり、ちゃんと千沙のことを想ってくれていて優しい人♡
ふえ様曰く“一家のお父さん程度の考えの人”~らしいけど。笑
(持ちすぎると取りこぼすものが多くなる、でもそれはイヤで何一つ失いたくない~ってなると、マイホームパパ程度にしかなれないとの談。)
千沙は政治が分かっていないせいで我儘とか言われちゃうけど、皆が本心で願っていることを純粋に体現しているだけのような気もする*
(まぁ度々の実家コール=「実家に帰らせていただきます!」は甘ったれと言えなくもないけどw)

主人公夫婦も好きだけど、私は一和さま×ふえ様が好きだった。身分違いで悲恋で…切なすぎた。(>艸<。)
あとは、跡継ぎの件で父・和清さまと一和さまのやり取りが泣けた!!。゚(゚´Д`゚)゚。

結末については、これまでの戦で亡くなった人たちのことを考えると思うところあるけど…。
でも(一清さまの家族含め)その人たちが本当に守りたかったものって、一清&千沙が一番大事に考えていることと、そう遠くないと思うし。
乱世で生き残るには力を見せつけることも大事だけど、変化に対応できる柔軟さも必要…ってのは歴史が証明していると思うので、まぁ納得はできるかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画 / 少女マンガ
感想投稿日 : 2023年1月1日
読了日 : 2011年10月15日
本棚登録日 : 2012年9月24日

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