西炯子さんによる「おとなの少女漫画」第二巻。
普通の恋愛、愛されることに慣れてない、
きれいだけどおとなしめな主人公。
そんな彼女が、学生時代はかっこよくなかったけど、大人になってかっこ良くなった精神科の権威にあこがれられてて、、、
でもその人はけっこんしてててててt・・・
愛ってなんだろうって思う。
主人公は、自分は今どうしょうもない場所にいて、
二進も三進もいかなくなっていると覚めた状態で自覚し、認識している。
そんななかでもなんの罪悪感もなく迫ってくる相手を好きながらも甘受できない。
社会の中の一人の自分を見てしまう、なりふりかまってしまう女性をきれいに描いているように見える。
でも、西炯子 の作品は
やっぱりファンタジーだと感じてしまう。
「甥の一生」もそうだった。
物語の設定は女心をどこかくすぐる。でも、それが現実に近づくことはない。
少女漫画なんてそんなものといってしまえばあれだが、「大人の女性」が主人公におかれたとき、それは見逃すことのできないものになっていると思う。
そこをこれからどうやって克服されていくのかがきになるところです
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2011年11月27日
- 読了日 : 2011年11月27日
- 本棚登録日 : 2011年11月27日
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