広田を主人公とした歴史小説に城山三郎の「落日燃ゆ」という本がある。非常に感動的な小説であるが、歴史を調べてみると正確に欠くところがる。本書は、極力公平に史実を記そうとしている姿勢は評価できる。内容は広田に辛くいくつか気になる点もあり広田贔屓の自分としては、心情的には残念であるが本書は力作である。
なお大半の人が何故、戦争を止められなかったのか?という視点で論じる人ことが多いが、戦争を望む人達の視点から歴史を論じる本があってもよいと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史(戦前)
- 感想投稿日 : 2011年12月17日
- 読了日 : 2008年7月3日
- 本棚登録日 : 2011年12月17日
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