よっ!やって来ましたバカ映画っ!
パラマウントと大手玩具メーカーハスブロ社のトランスフォーマーに続く提携作品第二弾にしてパラマウント映画100周年記念作品。
メモリアルイヤーのビックバシェット超大作の題材が懐かしの「海戦ゲーム」というバカ企画をごり押ししてでっち上げた“燃える漢ムービー”であります。
主成分の90%が「喧嘩上等」で出来ている脳筋主人公が軍人としてど~よ?とか
信じられない凡ミスでのっけから侵略にケチがつく間抜けな宇宙人とか
超絶科学技術を持っとる筈のエイリアンのルックスが頭の悪そうな(実際悪い)蛮人ゴリラだったりとか
などなど言い出したら止まらないぐらい突っ込みポイントはしこたまありますが、そんなこたぁーどーでもよろしいのである。
ミサイルボタンをポチッとな!な現代を舞台に「でっかい事は良いことだ!」的な大鑑巨砲時代の復活と逆襲をぬけぬけとぶち上げでしまうのである、バカですな。
しかし、この展開は燃える、いや燃えざるを得ない。
いちおう戦略と作戦を立てて戦力の劣勢さを巻き返す、アホだけどタクティカルなところや
アメリカ人がハンバーガーの次に大好きな「さぁ泣けいま泣けここで泣け」的な薄っぺらい自己犠牲精神展開に持ち込まなかったのには好感
理由付けはデタラメだが、キッチリ題材の海戦ゲームそのまんまの映像を出し盛り上がるシーンを作り上げたのはフツーにエラいと思う。
シジイ好きには堪らない「アホだけど圧倒的に正しい」展開に爆笑と喝采である。
観るまでは正直ピーター・バーグにこんな『ストロングスタイルの熱いバカ映画』が撮れるとは思っていなかった、是非ともこの道を邁進していただきたい。
トランスフォーマーシリーズを観て「脚本がヒドすぎる」と本気で怒ってしまう人にはさすがにオススメ出来ないが、お祭り映画好きには大安定の一本であります。
個人的満足度 ★★★☆ 3・5
- 感想投稿日 : 2012年9月24日
- 読了日 : 2012年9月18日
- 本棚登録日 : 2012年9月24日
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