2014年の郷内さんの身に起きた怪異を綴った「禁忌を書く」。
最後の一話で書いてもいますが、四人の女性にまつわる怪異を中心として構成されています。
ほのかさんと朝子の結末が、心に残るかなぁ、やはり。どちらも、新しい出発という意味では。そこまでの経緯が全く違うけれども。
ほのかさんの強さは、憧れ。
朝子の弱さは、反面教師として。
朝子のように逃げ出してしまう自分がいること知っているので、どこかで掛け違えていた自分かもしれない、と思って読んでいました。恐ろしい。
女性を中心につづった「禁忌を書く」。その最後に現れる怪異は、桐島加奈江。
郷内心瞳にとって彼女の存在は、切り離せないものなのでしょう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年10月21日
- 読了日 : 2018年10月21日
- 本棚登録日 : 2016年8月16日
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