『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』10巻。これにて全10巻完結です。
「街がいた‼︎」はお話の冒頭から「間違えた‼︎」のダブルミーニングでコメディ系なのかな、と思って読み始めたら、単純にホラーだったのでびっくり。行きすぎた技術の暴走という怖さ。
ラストのセリフで、なんというか教育CMみたいな押し付けがましさが残ってしまった「絶滅の島」。素直に受け取れない自分は、つまらない大人になってしまったものです。そういう一面もある。
「四畳半SL旅行」の主人公のように、何かに没頭しすぎて現実と想像の境を飛び越えてしまいたい、と思う自分もいるのだけどもね。主人公は飛び越えてしまうのだけども、それを「しまいたい」と願望の域にしてしまっているという程度なのだろうな、自分の想像力は。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年9月28日
- 読了日 : 2023年8月31日
- 本棚登録日 : 2023年8月31日
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