ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編: Brother編

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  • 小学館 (2023年9月13日発売)
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本棚登録 : 2954
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驚きました。
同じ事件なのに、こんなに違う物語になるとは!
こちらは男ばかりの四人兄弟。
小学二年生の末っ子が赤ちゃんの時に母親が亡くなっていて、父も海外に単身赴任。社会人の長男、高校生の次男、中学生の三男、そして小二の末っ子四人で暮らしている。
そんな背景もあるので、Sister編に比べるとポップな感じは薄まっていて、事件に対しても謎を解くというよりは、どうしてこんなことが起きてしまったのか、どんな気持ちでこんなことをしてしまったのか、に重点が置かれているような気がしました。なので、事件が起きたからといって犯人を見つけようとしていないのです!三姉妹の方が謎を解いてやるぞーという感じでしたね。
そして、同じ登場人物が見る人によってこんなにも違って見えるのが驚きでした。
中高生がこの2冊を読んで、多角的なものの見方ができるようになるといいなと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年4月18日
読了日 : 2024年4月18日
本棚登録日 : 2024年4月18日

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