コンビニ兄弟2 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2021年12月23日発売)
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本棚登録 : 4112
感想 : 370
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やっっっっっと図書館の順番がまわってきました。
おかえり、フェロ店長!会いたかったよ。(買わなくてごめんなさい)
やっぱり私にはフェロ店長が昔のドラマ『山田太郎ものがたり』の二宮和也に思えてしまうのです。自分では全くその気はないのに、ニコッと挨拶しただけで女子たちが失神してしまうとか、「ありがとーう』と言って抱きしめようものなら男子でさえもクラクラさせてしまうとか。(たまたまTVerで観れたので久しぶりに観てみた)ただ山田太郎くんは、爽やか過ぎるので“フェロ“と呼ばれるにはまだ早いかなぁ?でも高校生であれだけ周りの人を翻弄しているのだから、そのうちフェロ店長になれるだろう‥‥。
‥‥と、また妄想に走ってしまいましたが(これが読書の楽しいところ)2巻もやっぱり泣けました。このコンビニに集まる人たちは本当にいい人ばかりで、その連鎖がみんなの心を溶かしてゆく。
「気遣いとか優しさってのはひとの手に渡れば渡るほど、大切にできるんだぞ」
昔、我が子が見知らぬ人に助けてもらった時、どうやってお礼をすればいいんだろう?と思っていたら『次に同じように困っている人がいたら、その人を助けてあげればいいんですよ』と言ってくれた人を思い出しました。
いかにも“つづく“の感じで終わったこの2巻。3巻も楽しみにしてます!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年4月4日
読了日 : 2022年4月4日
本棚登録日 : 2022年4月4日

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コメント 4件

さてさてさんのコメント
2023/03/01

こっとんさん、お久しぶりです!
私もフェロ店長にお会いして来ました。前作に引き続きフェロ全開で、町田さんの違う側面を垣間見た気がします。
この作品を読んでいると”毒親三部作”と同じ人が書いたの?という気も一瞬しましたが、それぞれの短編の真面目な作りを見ているとやはり同じ方、町田そのこさんという作家さんの誠実さが滲み出るような読み味でした。
それと、こっとんさんも書いていらっしゃる通り、如何にも続編ありな終わり方など、今後もとても楽しみになりました。私の場合、三冊セットでしか読めないので、次に町田さんの作品を読めるのは当分先ですが、その時がくるのがとても楽しみです!

こっとんさんのコメント
2023/03/01

さてさてさん、こんばんは♪
フェロ店長に会ってきたのですね!
コンビニ兄弟シリーズの雰囲気、いいですよねー。
町田その子さんの作品はどれもみんな好きですが、やっぱり私はコンビニ兄弟シリーズが一番かなぁ。
基本的にほっこりできてニマニマできる本が大好きなんですよねー。
眉間に皺を寄せないで読み終わった時は、あーやっぱり読書っていいなー、と思えます。
3巻早く出て欲しいですね!
さてさてさんは、三冊揃わないと読めないのですよね。お先に読んでおきますねw
でも私も図書館待ちで何ヶ月もかかっちゃうことが多いので(購入しろって話)さてさてさんの方が先に読んでたりしてw

さてさてさんのコメント
2023/03/01

こっとんさん、『門司港』が良い塩梅だなあと、とても思いました。新作の「あなたはここにいなくとも」も読みましたが、こちらでも『北九州』という地名が必ず登場するんですが、あまり必然性がないです。「コンビニ兄弟」の方は『門司港』がたまらなく魅力的です。
私もほっこりニマニマ同感です。”毒親”はちょっと食傷気味です。
図書館の予約は待ちますよね。私も待ったあげく順番が来たのに気づかずに流れてしまったものも結構あります。なので、結局、買ってしまうという。でも、順番待っても一年はなかなかかからないですよね。恐らく町田さん、どんなに早くても三冊揃うのは来年秋くらいかなと。なので、素直に、こっとんさんのレビューを先に楽しみにしております、とまとめてさせていただきますね!

こっとんさんのコメント
2023/03/01

確かに!
『門司港』行きたくなりますよね。
ドラマ化してほしいです!

よし!では私が先によみますよーw
発売されたらまず、さてさてさんのことを思い出しますね、きっとw

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