とても良い読書時間でした。
これこそ読書の醍醐味!と言っても過言ではありません。
北朝鮮の軍人たちが、四十五年前日本から連れ去られた拉致被害者を連れて脱北し潜水艦で日本を目指す。
それだけでも読み応え十分ですが、そこに発覚せずに作戦は成功するのか?発覚してしまったあとは追っ手をかわせるのか?といったハラハラドキドキでページを捲る手が止まりません。
さらに軍人たちが何故脱北しようと思ったか、その一人一人の人間ドラマ、そして四十五年前連れ去られた少女を助けることができなかったことをずっと悔やみ続けている日本人たちのそれぞれの思い、それらが丁寧に描かれていてすっと感情移入できます。
また追う側、追われる側になってしまった男たちの友情物語としても、そして潜水艦内の緊迫したやり取りはある意味ではお仕事ドラマとしても楽しめると思います。
そして何よりも読後のこの爽やかさ!
どの方向からも満足させられた一冊でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年10月15日
- 読了日 : 2022年10月15日
- 本棚登録日 : 2022年10月15日
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コメント 6件
アールグレイさんのコメント
2022/10/16
こっとんさんのコメント
2022/10/16
こっとんさんのコメント
2022/10/16
アールグレイさんのコメント
2022/10/16
aoi-soraさんのコメント
2022/10/19
こっとんさんのコメント
2022/10/20