本好き、書店好きな人(それって私たちのことですよね)は楽しく読めると思います。
書店員の方たちがどんなに愛を持ってお店作りをしているか細かく描かれています。
別の店同士の繋がりもあって、お互いに意見を交換し合ったり、素晴らしいPOPなどを譲りあったりもしている。
インターネットで匿名の書店員同士の繋がりもあったりして、このブクログの繋がりを彷彿とさせてちょっとニヤニヤしてしまいました。
こういう本が好みの人、こんな文章を書く人はきっとこんな人に違いない‥‥と想像したり、皆さんも少なからず経験があるのではないでしょうか?
そして、書店員さん次第で埋もれてしまうかもしれなかった一冊が日の目をみることもあるということ、これもブクログのようだと思いました。皆さんのレビューのおかげで私が知らなかった数々の本を読むことができています。
こんな楽しい関係が築けるインターネットのはずなのに、悪い方向にも作用してしまうことがある。
この物語の主人公・一整もインターネットの負のエネルギーにやられて、居場所を失ってしまう。
誰かに守ってもらいたかった一整が優しい人たちに囲まれ、誰かを守れる人になっていく姿に温かい気持ちになりました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年2月23日
- 読了日 : 2021年2月23日
- 本棚登録日 : 2021年2月23日
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