滝口悠生さんの本はこれで3冊目。やっぱり私、この人の本は、他の作家さんと比べても特別な感じで好きみたいだ、と思う。今まで好きな作家は誰か?と聞かれてもモゴモゴしてきたが、この人は自分の好きな作家だと言えそうな気がする。好きな作家がいてもいなくてもいいとは思うんですが。
全体的に、なんかやさしい。登場人物ひとりひとりに敬意があって、頭の中で考えていることを愛おしく考えているようだ。人生って、本当にそういう一瞬でも思ったりしたことの積み重ねでできてるわけで、アウトラインだけたどっていると、見落としてしまうことがある気がする。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(作者:日本人)
- 感想投稿日 : 2023年1月29日
- 読了日 : 2023年1月29日
- 本棚登録日 : 2023年1月29日
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