メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2010年3月21日発売)
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本棚登録 : 1918
感想 : 153
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伊藤計劃は本当に惜しい。近未来のミリタリーSFとか暗い感じのSF書かせたら右に出るものはいないんじゃなかろうか。前の虐殺器官は終わりにちょっと「?」って思ったけどこっちはすべてしっくりくる。

しかし、メタルギアシリーズって複雑だ。ゲームやっただけじゃわからん。活字化されて初めて頭で整理できた。
最初から最後まで「敵」だったリキッド、ソリダス、オセロットには彼らなりの思惑と正義があって最終的に帰結する目的はソリッドと同じものに落ち着いたという皮肉。こういう理不尽さみたいなものを描くのが本当に巧かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF小説
感想投稿日 : 2011年12月24日
読了日 : 2011年12月24日
本棚登録日 : 2011年12月22日

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