あらすじ
カミヤドリとは、感染した人間を
怪物に変えてしまう謎の伝染病。
カミヤドリが発症した場合、感染拡大を防ぐ為の処置法はただ一つ。
その感染者を処理するしかない。
成体化し、強力になったカミヤドリに対抗できるのは、
右腕に特殊能力を備えた戦闘専門のエージェント
「右腕(ライトアームズ)」だけである・・・
一体、カミヤドリとは何なのか?
果たして最後に勝つのは、ヒトか、カミヤドリか。
前作「テスタロト」に近い、宗教をテーマの一つにしながら
前作よりも数段読ませてくれる作品だと思う。
これはガン・アクションに重きを置く凡作ではない
確かに、アクションや武器のギミック、謎の多い集団ばかりが
目に付くが、そればかりではなく
キャラクターの性格、心理描写、描き込み
ありがちな展開ながら空きさせない工夫が見て取れる。
そして、なんと言っても
「殺そう」って台詞がよく出てくるのだが、
この台詞がこうも意味を持っていたのかと知った時
作者の能力の高さに驚かされた
作者が後書きで明かしているが
ネパールによく行くらしい
異文化の価値観、宗教観を肌で体験しているらしく
(とは言ってもとてもネパールの人は温かく居心地が良いらしい)
作品にも雰囲気がよく出ている。
後書き的日記漫画と言ってもよい(題名:非日常的な日常)
これも中々に面白い
全5巻となっているけど
少し最後が足早になり、打ち切りなんじゃないかと
思わせる終わり方である(多分打ち切りだろう)
なぜ、この作品が打ち切られたか
俺にはわからないんだけど
・・・つまらなかった?
しかし復活の可能性あるようです
増刊エースAで読みきりを掲載したらしい
なんとかして復活してくれないものだろうか
三部けいは能力が高いと思うのに
あまり(一般的に)有名じゃないから、
もっと評価されてもいいんじゃないだろうか
菜々子さんとかね・・・
- 感想投稿日 : 2007年12月3日
- 本棚登録日 : 2007年12月3日
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