そばもん ニッポン蕎麦行脚 (3) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館 (2010年2月27日発売)
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シリーズ、第三弾。
名人と謳われた祖父より、江戸前そばの技術を伝授された八代 稜。
店は持たず、請われるままに、各地の蕎麦打ちへ。

・そばの三立て
・そば屋の卵焼き
・そば汁の”かえし”
・夏の終わりのそば
・新そばの季節
・踊るカレー南蛮

どれも味わい深い作品ですが、特に『新そばの季節』は、ウルウルします。

年も明けた1月、新宿歌舞伎町でサラリーマンが出会った『新そば』とは?
汁も薄いこのそばは、本当に新そばなのか?

対馬そば、ぜひ一度、食べてみたいですね。
【追記】
『そば汁の”かえし”』の中に出てくるセリフも、深いですね。以下多少長いですが...

そば汁とは、醤油が入っていて、醤油が入っているとわかっちゃいけない。
砂糖が入っていても、砂糖が入っているとわかっちゃいけない。
味醂が入っていても、味醂が入っているとわかっちゃいけない。
どれが勝っても負けてもいけない。
ただ、美味いと言うだけである。
食べた人に、何でこの味を作ったか考えさせる様に作らねば本当ではない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年5月6日
読了日 : 2022年5月6日
本棚登録日 : 2022年5月5日

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