こんとあき (日本傑作絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店 (1989年6月30日発売)
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本棚登録 : 6589
感想 : 621
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あきが生まれる前からベビーベッドそばで待っていた、こん♡こん♡なんて愛らしいの♡
だから、こんはお兄ちゃんなんだよね。ずっとあきを見守って、一緒に遊んだり、引き摺られたりして…やがてあきのほうが大きくなって、こんはボロボロになったけれど、「だいじょうぶ。おばあちゃんに直してもらいに行けばいいから」。
こんを作ってくれたおばあちゃんに会いにいくため、あきはこんと二人だけで、電車に乗って砂丘町に旅に出ました。
子どもだけの旅は不安だけれど、平気平気。こんが「大丈夫だよ」って言ってくれる。駅弁を買いに行ってくれて、電車に乗り遅れそうになって、扉にしっぽを挟まれても「だいじょうぶ、だいじょうぶ」。砂丘で犬に咥えられて、行方不明になって、あきが泣きながら砂丘の砂を掘り返してこんを見つけ出した時も「だいじょうぶ、だいじょうぶ」。
やっと夕闇の中迎えに来てくれたおばあちゃんに抱きついた、こんとあき。
「しっぽがぺちゃんこになったときはお風呂がいちばん」とお風呂に入れられる時には「いやだよー」とこんは逃げそうになった。
でも三人で気持ちよくお風呂に入り、無事こんは、優しいおばあちゃんにチクチク、チクチクと直してもらいました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年3月2日
読了日 : 2024年3月2日
本棚登録日 : 2024年3月2日

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