新しいウイルス入門 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社 (2013年1月18日発売)
3.73
  • (20)
  • (25)
  • (29)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 290
感想 : 35

ウイルスは生物ではないということになっているのだが、生物っぽい振る舞いもする。

近年海水や淡水から光学顕微鏡でも見えるほどの巨大ウイルスが発見された。巨大ウイルスは生物により近い。

インフルエンザウイルスの病原性の高さ低さは「開裂」という現象による。

HA(ヘマグルチニン)の開裂は季節性インフルエンザでは上気道や消化管の持つ特殊なたんぱく質分解酵素でしか起こらないが、高病原性トリインフルエンザの場合全身のどんな細胞にも普遍的に存在するたんぱく質分解酵素によって開裂してしまうため全身症状があらわれてしまう。

ウイルスが生物の進化に及ぼした影響
胎盤の形成にかかわる遺伝子はウイルス由来。

ヴァイロファージはウイルスにつくファージ。

ウイルスによる核形成仮説。

You Tubeで見られるセントラルドグマの動画は確かに新しいものの方がわかりやすい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年4月24日
読了日 : 2013年4月24日
本棚登録日 : 2013年4月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする