「見張り」は82年に発表された作品だが、すでにキヴリンが実習から帰ってきている。「ドゥームズデイブック」の発表が92年だからその10年以上も前からこのシリーズの構想ができていたことになる。今の段階では「オールクリア」の翻訳待ちなのだが、この時のセントポール寺院の資料が無駄にならなかったというわけだ。
「見張り」は大森望ではなく高林慧子の訳なのでダーンワージィ先生ものとしてうっかりはずさないように気をつけなくちゃ。偶然手に入ったから読めたものの、こんな短編があるのを知らなかった。
表題作が有名なようだがよくわからなかった。スラングのせいかもしれない。「サマリア人」もわからないなぁ。エサウが何を言いたかったのかがわからない。ナタリーはわかりやすいけれど。
そんな私だから「月がとっても青いから」がこの短編集では一番好きだ。
それから日蝕見物騒動の「遠路はるばる」 おとぎ話の後日談「花嫁の父」
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- 感想投稿日 : 2013年2月22日
- 読了日 : 2013年2月22日
- 本棚登録日 : 2013年2月22日
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