推理小説の歴史の中で、密室トリックは星の数ほど考えられて来たが、真相を知ってこれほど唖然とさせられたのは本作を於いて他にない。これを面白いと感じるか、あり得ないと憤慨するかは読者しだいだが、個人的には気持ち良く驚かされた。密室ものの歴史を語る時、同じヴァン・ダインの「カナリヤ殺人事件」には触れても本作は無視される事か多い。もう少し評価されても良い作品だと思うがどうだろうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
推理小説
- 感想投稿日 : 2013年2月11日
- 読了日 : 2013年1月30日
- 本棚登録日 : 2013年1月30日
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