“図書館は「人」で決まる”という思いが、本の端々から伝わってきた。
図書館での配架は、分類番号に縛られず関連本を一箇所に集めること、貸出数より利用者登録数を重視して、広く市民に利用してもらうことを目指す姿勢から、図書館が本来もつべき役割や考え方を芯に持っていらっしゃる方なんだな、と感動した。
たくさんの素敵な言葉が散りばめられていたので、ノートに記しておこう。
一番好きなところは、
「本は、ドラえもんだよ。みんながのび太ならば、ドラえもんからは助けの手を差し伸べない。じっと書架で、みんなが自分を探し当ててくれるのを待っている。もし君たちが本にたどり着いたら、ドラえもんは優しく教えてくれるはずだよ」(p.043)
図書館も本も、テレビのように勝手に情報(時にはノイズにもなるけれど)を与えてはくれないけれど、自分から近づけば近づくほど、常にさまざまなことを教えてくれる存在だよね。それは、図書館に行く、本を読むという経験を自分から行うからこそ得られること。
ぜひ塩尻図書館を訪れてみたい!
ブラックダイアモンドを訪れるためにデンマークに行くのは躊躇するけれど、長野県なら行けそう!いや、行ける!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年8月29日
- 読了日 : 2018年8月29日
- 本棚登録日 : 2018年8月29日
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