逢沢りく 下

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  • 文藝春秋 (2014年10月23日発売)
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図書館にて。
たまたま上下巻棚にあったので同時に借りてきた。
ラスト、やっぱりなという展開ではあったけれど、電話のやり取りで胸が熱くなった。
全てのことに鈍感の局地をいく父親と、ピンポイントで人の一番傷つくところを突いてくる母親の元にこれから戻って、りくはどう生きていくんだろう。
人間らしい感情を知ってしまったことで、もっと生きることが辛くなるかもしれない。
でもきっと、強くなれたんだろうな。
もしかしたら初めて自分を本気で求めてくれた人に出会えたんだろうし。
最後の涙は今までの自分の全てからの脱皮になればいい。

この内容はみんなが理解できるものなんだろうか。
この孤独感ってわからない人もいるんだろうなと思ったんだけど、どうなんだろう・・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年1月19日
読了日 : 2015年12月21日
本棚登録日 : 2016年1月19日

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