運命に、似た恋 (文春文庫) (文春文庫 き 42-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2016年10月7日発売)
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本棚登録 : 413
感想 : 20
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わたしもこういう運命的な、少女マンガみたいな恋がしたかった。ユーリにきれいだよって言われたいし、ツグミみたいな息子が欲しい。マホのことはいい気味だと思ってしまう。憧れが詰まってるのかな。悲劇のヒロイン感。最終的にはハッピーエンド。お伽話みたい。
でも残念ながらわたしにはカスミとアムロのような想い出はないし、カスミのように結婚したこともないし子供もいない。こんなことがあったらドラマチックだけど、なんかうまくいきすぎて悔しいなという感じがしてしまいます。自分が惨めになりそう。あとカメ子が美少女っていうのも、ずるい。そんなスペックがあればヲタクだろうがストーカー行為してようがチャラになっちゃう気がする。美容コンプレックスなので、なんだか、羨ましいなあいいなあわたしとは違うなあ悲しい辛いっていう思いでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2017年9月2日
読了日 : 2017年9月2日
本棚登録日 : 2017年7月8日

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