本シリーズをこれまで読んでいた人には節目を感じさせる内容になっています。
節目というとちょっとニュアンスが違うかもですが……。
これまでの登場人物のキャラクター性や人物関係図がここへきてまとまって、
ああこれから言耶シリーズはこういう方向へ向かって形を成していくのかなと
思いを馳せることになります。
過去作品に出てきた村やキーワードも出てきて、今回事件が起こる村単体
としてだけでなく、もっと広い、モノ憑きの共同体全体として根底に漂う
『人間』というものが描かれています。
怖いシーンは相変わらず怖く。
結末は、いつもよりちょっぴりしんみり系。
游魔は良い味を出していた登場人物だと思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2014年3月31日
- 読了日 : 2014年2月18日
- 本棚登録日 : 2014年2月11日
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