生きるとか死ぬとか父親とか

  • 新潮社 (2018年5月18日発売)
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感想 : 108
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エッセイを読むのは久しぶりでした。
読みやすい文章なのにそこまで読み進めるのが早くならなかったのであんまり相性がよくなかったです。

本妻以外にも女がいる父親の気持ち悪さがちらほら綴られていて、それでいて「あの人」としか呼称が出てこない描写方法がリアルな感じです。私の父も同じような相手がいますが、名前を呼びたくない気持ちはよくわかります。呼ばずにいたら、本当にその人の名前を忘れました。

親の老いに対して、大人になるほどに親との距離がある程度確立されてくる感じ、けれど老いて弱る事実にどこまで踏み入るかという葛藤が見えてきます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年3月25日
読了日 : 2021年3月25日
本棚登録日 : 2021年3月25日

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