また香織や早苗に会えると思って、期待して読んだだけに、がっかり!
作品に作者が主張をこめるのは当然とは思うけれど、作者の主張のために登場人物を都合よく使わないでほしい。それも、シリーズ4作目で突然というのは、納得いかない。
早苗の「反自虐史観」の思想の是非はとりあえずおいておくとしても、早苗がこんなに弱い子にされてしまったことがショック。一見軟弱に見えて、しなやか故のつよさを持っているのが早苗だと思っていたのに、自分と違う意見を持つ人を否定するだけ、一度留学生に強く反論されたら外国人が苦手になるって、早苗はそんな子じゃなかった。
これは、別の作品と思うことにします。
と言いつつ、それ以外はやっぱりおもしろく読んでしまったので、★1から2にしました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年12月16日
- 読了日 : 2015年12月15日
- 本棚登録日 : 2015年12月15日
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