あなたのいない夜 (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店 (2004年7月27日発売)
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感想 : 4
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●あらすじ●</br></br>
恋人とのドライブが一転、悪夢の事故に!! その上、恋人が記憶喪失…!? 大学生の和海(かずみ)は病院に、恋人のカメラマン・谷川(たにがわ)を見舞いに行った。ところが、なんと彼は和海を、甘い声音のまま別の名前で呼んだのだ!! どうやらそれは過去の恋人“真木(まき)”らしい…。谷川の治療のために、和海は苦しい気持ちを押し隠し、真木のふりを続ける。そんなある日、事故を知った真木が駆けつけてきて!? </br></br>

●感想●</br></br>
☆あなたのいない夜(小説キャラ掲載作品)</br></br>
どこかで読んだなぁ〜と思ったら雑誌掲載時に読んでました、コレ。でも何故かうろ覚えで、桜井が不安になった時に別の男が支えてくれて、それが村瀬だったように記憶してたんですが---記憶というのは当てになりませんね。きっと他の話と混じってしまったんだろうなぁ〜</br>
<blockquote>
『なんで・・・?どうして、俺、こんなとこに・・・?事故起こしたって・・・?』</br>
医師から説明を受けているはずだったが、自分はなぜベットに横たわっているのかまだ理解できない。そんな表情をしていた。</br>
『谷川さん?平気?どこか痛くない?』</br>
目の前の幕を取り払おうとするようにように、何度も瞬きを繰り返す谷川に不安になる。だが、根気よく待っていると、</br>
『ああ・・・』</br>
と声を上げ、谷川の表情が明るく変わった。よかった、やっと頭がはっきりしたのだとホッと安心したのも束の間、谷川の口から飛び出したのは・・・。</br>
『ごめん、真木。心配かけたな』</br>
櫻井は戸惑い、</br>
『真木って・・・?俺だよ、桜井だよ?』 </br>
聞き返したが、</br>
『桜井?誰だっけ・・・、それ?』</br>
反対に聞き返されてしまった。</br>
桜井は、谷川との間に二度、三度と同じ会話を繰り返した。そして、愕然とした。
</blockquote>
2回も記憶喪失になるって・・・?って、ちょっと胡散臭く思ったりも。最初に記憶を失った時に、目覚めた時に真木が側にいたからってオチに不信感。</br>
どうも桜井が簡単に真木に谷川を任せるあたり、理解しがたいなぁ〜。結果はちゃんと谷川の記憶が戻ってから彼に決めて貰えばいいじゃないの?自分に自信持ちなよ!と。なんだか桜井も真木も中途半端な感じで、相手が記憶喪失中だから何とも真実を突きつけられない歯がゆさがありますね。希望を言えば、桜井にはずっと耐えて待っていて欲しかったな。</br>
ラストの桜の木のシーンは好きですね。谷川の優しさが伝わってきて。無言実行型と言いましょうか、黙って裏で察してくれて欲しいものを与えてくれる、いい男じゃないですか〜。この後の書き下ろしでもその辺の谷川のいいところは出てきてますけど、桜井にとっては逆効果になってしまうのですよねぇ---。</br></br>

☆あなたと出会う夜(書き下ろし)
<blockquote>
「何か心配事でもあるんですか?」</br>
谷川は、眠れないようだった。ひとつの布団に身を寄せ合い、恋人の温もりに包まれまどろんでいた桜井だが、さっきと同じ横顔を見せ暗い天井をじっと見上げている谷川に気づいて、聞いてみた。</br>
「ちょっとな」</br>
答えたのは、不機嫌と言うより不満そうな声。</br>
「あいつさ・・・。なんか俺のこと嫌ってないか?」</br>
「あいつって?」</br>
「清原だよ」</br>
急になにを言い出したかと、桜井は谷川を見上げる。</br>
「ライバル視されてるって言うか・・・、三人でいると邪魔にされてる気がする」</br>
まさかと目を見開いた桜井に、谷川が勢いづいて言った。</br>
「だって、この間もそうっだったろ?あれは、俺には嫌味にしか聞こえなかったぜ」</br>
一昨日、店で三人顔を合わせた時の会話を、桜井は思い出していた。谷川ガカメラマンとしてどんな仕事をしているのか知った清原が、素直な感想を口にしたのだった。
</blockquote>
コレは明らかに桜井が悪い。谷川が何度も忠告してるのに聞く耳を持たず、久しぶりの映画でさえも三人でって神経を疑うなぁ〜。どうしてそこまで清原に対して盲目になれるのかが不思議。顔も覚えていない自分を捨てた父親の話を疑いもせずに信じ過ぎ。家族愛に飢えて愛情を欲しがっていた心は谷川で満たされたんでは?どうも矛盾を感じてしまう。清原に対してよりも桜井に対して不誠実さを感じてしまった。</br>
今回、谷川は可哀想。この人は何も悪くない。良識的な大人の判断だと思いました。まあ、ちょっとストーカーというか探偵っぽいことはしてますが、それだって桜井の身を案じてでしょ。桜井もそこは怒るとこじゃなくて、感謝するべきとこだと思うのですが。どうしてそこまで父親の思い出に拘るのかがやっぱり理解できないなぁ〜。</br>
清原も愛情が歪んでしまったんでしょうけど、やり方が狡くて汚い。桜井が可哀想というより、読んでて気分の悪い騙し方だな、と。ここまで言ったら思いっきり最後までヤナ奴のままで通して欲しかったな、用意周到に桜井を騙してた割に最後はそこで引くかと・・・。未遂で済んだけど、それはそれで納得いかない気も。</br>
全体的に桜井にしろ、谷川にしろ感情が薄い気がしました。谷川にしても、もっと必死に怒ってたも良かったんじゃないかと思ったり。淡々と話が進んでる、Hにしても然り。色っぽさも何もないなぁ〜。「愛してる」とか「好き」とか無理に言わせて嬉しいか---。</br>
今回もちょっと厳しくなってしまいましたが、<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?link_code=ur2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211&path=external-search%3Fsearch-type=ss%26keyword=%25E6%25B1%25A0%25E6%2588%25B8%25E3%2580%2580%25E8%25A3%2595%25E5%25AD%2590%26index=blended">池戸 裕子</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=ur2&o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />先生、最近高ポイントだったんでちょっとショックで・・・。
ストーリー的には泣ける話だとは思うんですが、何故か怒りだけが残った私・・・。

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読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: キャラ文庫
感想投稿日 : 2005年7月14日
本棚登録日 : 2005年7月14日

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