ホモ・サピエンス、賢い人。
とても主観的で傲慢さがある。
人は同じ種を滅ぼし、沢山の種を絶滅に追いやってきた。昔々の更に大昔の認識から覆された。
なんでこんなに非力なのか、大きな脳の代償も面白い。
認知革命。
七万年前に、虚構、フィクションを築けることで、他の種より多い集団で行動できるようになる。この能力が現在の我々の置かれている状況までの根底になる。これが特殊だなんて想像もしていなかった。
しかも多くの虚構を信じ、そして新しいモノにアップデート出来る。国に属し、会社に属する。一致団結して同じ活動が出来る。
農業革命。
一万年前にいつくかの動植物の生命操作を行うようになる。ただ、これは幸せであったかは定かではない、人口爆発、格差の拡大、戦争、偏った栄養、不衛生。小麦の奴隷になったは、面白い。
統一へ向かう世界。
貨幣の誕生、一神教で、多様性から大きな意味での統一へ舵が切られる。100人レベルから地球全体の話で虚構を信じている。そしてイデオロギーを信じ、征服や侵略があっても、状況によって良いと判断したものを取り入れて行く。
そして現在の社会はグローバルに完全な独立はなく、駆け引きはあっても相互にチェックしあう。ネットワーク型のより複雑な社会に思える。いわばブロッチェーンのよう。暴走は許されず、皆がオッケーと言わなければならない。
なんか凄い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年4月11日
- 読了日 : 2020年3月14日
- 本棚登録日 : 2020年3月14日
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