さまざまな逸話がついてまわるグールドの、色眼鏡を取りさった、本来の姿に迫っていて、興味深く読めた。グールドの中に流れていた音楽や、理想として目指そうとしていた音楽、演出によって作り出された音楽など、グールドを構成していたたくさんの糸が丁寧に紐解かれたようだった。自分にとって、初めてのグールドに出会い、読後はとても新鮮な気持ちになった。
巻末には小山実稚恵さんによる解説もあり、グールドの音楽の魅力がより一層伝わってくる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本棚の10冊で自分を表現する
- 感想投稿日 : 2015年4月24日
- 読了日 : 2015年4月24日
- 本棚登録日 : 2015年4月24日
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