バレンタインに、仕事でお世話になった人にチョコを贈ったら、「この本が良いのでぜひ!」とお返しに貰いました。
読み終えた後、「この本を薦める対象にしてもらえたのは光栄だ」と思うの半分、「これがホワイトデーのお返しってすごくないか!?」半分(笑)。
独自の体制で農民でありながら武士、という自治体制を保っていた集落が、封建制に呑み込まれる話…でいいのかな。
歴史モノではありますが、名の知れた武将とかは全然出てきません。だから、読み始めた時点でどういう展開になるのか予測ができない(結末はわかるんだけど)。登場人物たちが、全員必死で動き回っているのに、全部が裏目裏目の結果をもたらしていくのを、その先の予測や結末への覚悟もできないまま読み続けるしかない。その意味ですごく「怖い」作品です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史・時代もの(日本史)
- 感想投稿日 : 2009年9月6日
- 読了日 : 2009年9月6日
- 本棚登録日 : 2009年9月6日
みんなの感想をみる